塩谷工業株式会社 様
IT・DXも途上だった会社で、みんながAIを使えるようになるなんて
ご担当者 / 代表取締役 横田 真由
導入前の状況
技能継承の壁と、IT・AIへの苦手意識。
まずは一歩踏み出すきっかけが欲しかった。
社内では「AI活用は当社にはまだ早い」「当分先の話」と考える声が大半でした。
一部ではレガシーシステムが残っており、データの蓄積や活用も十分に進んでいない状況で、「AIを導入すると言っても、何から始めればいいのか分からない」というのが正直な気持ちでした。
経営
財務分析は簡易的なものにとどまり、経営の意思決定も感覚的な部分が多く、客観的なデータをもとにした判断ができていないケースが目立っていました。
より深い洞察を得て、的確な判断を下す仕組みが必要だと感じていました。
営業開発部
資料作成や複雑な業務フローに多くの時間を費やし、業務効率が低下していました。
デザインの着想から作成までにも時間がかかり、製品開発の本質的な業務が後回しに。さらに、海外とのやり取りも多く、メール作成や英語対応に大きな労力を割かれていました。
製造部
業務の手順や作業標準が整備されておらず、経験や勘に頼る場面が多くなっていました。
結果として、業務が属人化し、安定的な品質や生産性の維持が難しい状況でした。
総務部
一部のレガシーシステムが残っており、データの蓄積や業務の自動化が進んでいませんでした。
手書きの資料も多く、業務は煩雑化。
日々のルーティンに時間を取られ、業務改善まで手が回らないのが実情でした。
導入後の変化
AIは特別な知識がなくても、
すぐに業務に活かせる——
その一歩を踏み出せました。
実際にAIを活用してみると、難しい知識がなくても日々の業務を簡単に効率化できることが分かりました。
また、データが十分に揃っていなくても、改善できる部分があることを実感し、「まずはできることから」という意識が社内に広がりました。
AI活用を前提に、今後は業務データを積極的に蓄積し、さらに活用の幅を広げていこうという前向きな方針へと大きく転換しました。
経営
AIによる財務分析のおかげで、会計の専門知識がなくても深い洞察を得ることができ、より精度の高い意思決定が可能になりました。
また、Deep Researchなどを活用して業界情報を効率的に収集することで、感覚ではなく客観的なデータに基づく経営判断ができるようになりました。
営業開発部
AIを活用した資料作成ツールにより、これまで時間をかけていた資料作成業務を大幅に効率化。
さらに、画像生成AIをデザイン分野に取り入れることで、製品開発のスピードとアイデアの幅が広がりました。
海外とのメール対応も、英語やベトナム語の文章作成を生成AIで行うことで、大きな時短効果を実感しています。
製造部
製造現場の作業を動画で撮影し、AIでマニュアル化することで、属人化していた業務が標準化。
作業標準書の整備が進み、これまで一部の人にしかなかったノウハウが、部門全体に共有されるようになりました。
総務部
生成AIを活用し、エクセルマクロの作成を各自が行うようになったことで、身近な業務の効率化が進みました。
また、AI-OCRを活用することで、手書き資料のデジタル化やデータ化がスムーズになり、煩雑だった作業が大幅に改善されています。
OUTLINE
概要
導入企業 | 塩谷工業株式会社 |
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ご担当者 | 代表取締役 横田 真由 |
従業員数 | 80名 |
導入対象 | 経営層・営業開発部・製造部・品質管理部・購買部・業務部・総務部 |
導入内容 | AI研修、AIコンサル |
期間 | 2025年4月~(継続中) |